96歳の父のパソコンを64歳の私が修理してます
実家で母と暮らしている父親からSOSの連絡が来ました。
といっても健康上の問題ではなくパソコンの不調です。
父は大正14年生まれの96歳ですが、今もパソコンを使っていろんな作業をしています。
デジカメで撮影した写真をフォトショで加工したものをエクセルで作った文章の中に取り込んで、さらにスライドショーのディスクも作成しています。
また病院に検査に行く時の健康状態を記録したデータを表とグラフ化したり、確定申告の書類用のデータなども自分で作っています。
今使っているパソコンはだいぶ前に私が選んで送ったものでLenovo製のものです。
このPCはメーカー製ですがそれ以前に使っていた数台のパソコンはすべて私の自作機でした。
今までもパソコンが調子悪くなると連絡が来て電話でサポートしたり、それでもダメな時は出かけて行って修理していました。
今回のSOSのの症状は「電源は入るが No Operation System と出て起動しない」というものでした。
コロナの感染の心配もあるし、どうやら出向いていって数時間では直りそうもないのでウチに送ってもらうことにしました。
私も今年の誕生日が来れば65歳と世の中的には中期高齢者?に当てはまるのでしょう。
本屋などには「60歳からのパソコン」とか「60歳からのスマホ」などの本の読者になる年齢です。
でもパソコン自体はMS-Dosの時代からいじって来て、シャープのポケコンではDOSで動かしていました。
Windowsの方は3.1から始めて現在でも自宅には十数台の自作機と改造ノートパソコンがあり、Linuxで動かしているサーバーは4台ほどある、まあ年寄りのパソコンオタクです。
昔はオーバークロックやペルチェ素子での冷却、出始めたばかりの水冷でパソコンを水没させるような事はしなくなりましたけど。
そんな64歳の私が96歳の父のパソコンを修理します。
まずはモニターとマウス、キーボードだけを繋いでそのままの状態で起動させて確認します。
やはり起動しませんね。
念の為BIOSで確認すると電源とマザーボードは生きているようですが、SATAに繋がっている筈のドライブが表示されません。
さくっと中を開けてパーツを確認します。
DVDドライブをどかした下にあるSSDのドライブを認識していないのでケーブルを確認するとコネクタに不良が見つかりました。
しかしそこに繋がっているSSDを取り出してほかのパソコンに接続してみましたが認識出来ません。
ということはこのSSDごと壊れているようです。
最初に連絡をもらった時から、起動出来て No Ope が表示されているということでドライブが原因であることはわかっていました。
ウチにある使っていないHDDとSSDをつないでみるとドライブは認識出来ました。
ただそのままではLenovoに付属してきて作成したリカバリーディスクではパーテーションが不適合でインストール出来ません。
マイクロソフトのWindowsインストールディスクを使ってパーテーションの切り直しを行ってからクリーンインストールを行ってみましたがこれでうまくいきました。
しかしながら実家に送り返すとなると仮に繫いだドライブでは心もと無いので新しいSSDを注文しました。
さすがに父は動画の編集までは行わないのでテラレベルの大きな容量は必要ありません。
今は注文したドライブの納品待ちでそれが来たらサクッとクリーンインストールして前と同じバージョン(ココが大事)のソフトを入れて、ウチのパソコンにバックアップしてあったデータを復元させてあげて送り返せば作業完了となるでしょう。
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