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2022年6月9日 木曜日

アルミダクトで自作したブレーキディスク冷却用のエアインテークを交換した

ハーレーが新車から2年経過した時の24ヶ月点検で、リアのブレーキディスクプレートに歪みがあると指摘されました。

これがその時外したディスクプレートです。

横からアップで見ると2年間の走行でこれだけすり減っていたんですね。

新しいディスクと重ねてみると場所によってこれだけ隙間が出来ていました。

新しいブレーキディスクプレートを取り付けた所です。

まったくの未走行なのでディスクに筋が付いていませんね。

ディーラーやバイクショップで見るバイクのブレーキディスクには少なからずパッドと擦れた跡が見えますが、新車であっても工場から出荷され運ばれてくるだけでも跡が残るんですね。

私のハーレーのリアブレーキのディスクプレートに歪みが生じた原因について、ディーラーのメカニックからは「このハーレーFLSTCヘリテイジやウルトラのようにリアに大きなサイドバッグがあるバイクだとブレーキに風が十分当たらず冷却が不完全になってしまうため歪みが生じることがあります」と説明されました。

それなら強制的にリアブレーキに風を送って冷やしてやればいいと思いましたがそんなパーツは販売されていません。

無ければ自作すればいいとパーツを揃えました。

アルミダクトとステンレス製のロート、茶こし網、コードクランプです。

ロートの穴を広げ茶こし網のサイズを加工してゴミの侵入を防ぐネットにしました。

これをバイクに取り付けました。

前方から風を送りリアブレーキのディスクプレートに風が当たるようにしました。

さて自作のエアインテークは出来ましたがはたしてこれで効果があるのでしょうか。

検証してみることにしました。

デジタル式の温度計の外部センサー部のコードを延長します。

これで先端部の温度をリアルタイムで表示できます。

走りながら温度を測定する為にセンサー部をブレーキパッドのホルダー部に取り付けました。

本来ならディスクプレートの温度を測定したいのですが回転するプレートには無理なのでここに設置しました。

ここでもエアインテークの有無によるブレーキ周りの温度の違いがわかると考えました。

温度計の表示部は走りながら確認出来る場所に設置しました。

テストしたのは2月でこの時の外気温は6.4度でした。

高速道路を走って計測します。

まずはエアインテークの吸気口(ロートの口)をテープで覆って風を送らない状態で測定します。

写真は高速道路を90km/hで走行している時のリアブレーキパッドのホルダーの温度は38.2度でした。

高速道路だとブレーキを掛ける事も少なく風もかなり当たるので温度上昇はゆるやかなようです。

サービスエリアに止まって、次にエアインテークの開放した状態にして測定します。

温度は28.7度で10度近く温度が下がっています。

この結果には正直驚きました。

高速道路を降りて今度は一般道での温度をチェックします。

下道だとブレーキを使う事も多く当たる風も少なくなるので、エアインテークを閉じた状態だとブレーキ周りの温度は53度まで上昇していました。

同じくエアインテークを開けた時には40.5度と12.5度も下がっています。

アルミダクトと身近なモノを使って作ったこんなエアインテークでも絶大な効果があるとわかりました。

そんなエアインテークですが取り付けてから12年が経過してだいぶくたびれてきました。

途中で一度外してパイプのへこみを直したりしましたがアルミダクト自体の劣化は避けれませんでした。

新しいアルミダクトを買ってきて交換することにしました。

下が新しいダクトですが口径は38mmと大きくなりましたが、以前のものは内側に紙が貼ってあり蛇腹の隙間が狭かったのですが今回はアルミのみで蛇腹が凸凹しています。

この凹凸が風の通りにどう影響するか気になるところです。

今回の取り付け方です。

今までより風の導入部を少し後ろにしましたがこの位置でもリアのサドルバッグは邪魔にならないと思います。

またディスクプレートに風が確実に当たるように曲げた部分の固定方法も改良しました。

ところでこのアルミダクトですがハーレー以外にも私のクルマで役立っていました。

40年近く前に乗っていたフォルクスワーゲン・ビートルですがリアにエンジンルームがあります。

空冷のビートルは冬に車内を温めるのはエアコンではなくリアエンジンの熱をダクトで車内に引き込んでいました。

下の写真の左右に見えるグレーの太いパイプがそれです。

でも所詮紙製なので破れてしまうことがよくありました。

そこでこの部分を自分でアルミダクトで作り直していました。

40年前からアルミダクトにお世話になっていたんですね。



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2021年12月2日 木曜日

今日12月2日は私の誕生日です。

ここで「メカ好きおじさんとはこんな人」の自己紹介。

子供の頃から工作好きでいろんなモノを作ってきました。

これらは50年以上前に作ったものや作り方も紹介している和紙人形です。

電気工作の得意だった父親の影響で4歳くらいから秋葉原のパーツ街に通いハンダゴテを握っていました。

小学生の頃の愛読書は「模型とラジオ」でしたね。

電気好きが講じてアマチュア無線の免許を取得して一時は夜中までラウンドでラグチューしてました。

今はスマホがあるのでスキー場でもハンディー機やモバイル機を使うことも無くなりましたね。

高校時代はオーディオにハマりアルバイト代はほとんどコンポの購入に消えていました。

パソコンが普及してからはアキバオタクという事もあり、自作やオーバークロック、水冷機などいろいろやって今でも自宅に十数台のPCがあります。

自宅サーバー機もリカバリー機も含め4台、ブログやライブカメラ、ファイルサーバーやメールサーバーなどを運用しています。

写真や動画の編集やレザークラフトの型紙制作などをやっています。

モノ作りは工作だけでなく手芸も好きでクルマのシートカバーも採寸して作っていました。

そういえば妹の家庭科の宿題は、家で私がやっていましたね。

それが今のレザークラフトの趣味につながっていると思います。

ハーレーダビッドソンに乗り始めた時に奥さんからプレゼントされた革のロングウォレットに触発されて、自己流で始めて12年になります。

ウォレットやスマホケース、レザーベストなども作りますが、ミニチュアサイズのランドセルやライダージャケットなども型紙から起こして作るのが好きですね。

まあ、最初に作ったのはレザークラフト用のレーシングポニーでした。

バイクと言えば、20歳の時に初めて原付に乗りました。

それまでまったく興味はなかったのですが急に自転車が欲しくなり、でも自分で漕ぐのは大変そうなのでエンジン付きがいいかなという安易な考えでした。

でもすぐにその魅力にハマってしまい納車3か月後には寝袋だけ積んで東京から野宿しながら2週間で東北一周し、その翌年には中型二輪を取って関西から四国九州を3週間野宿の旅をするまでになりました。

ハーレーに乗り出したのは50歳の時で、それまで大型バイクは自分には無縁だと思っていましたがたまたま冷やかしのつもりで行ったディーラーで今のハーレーに一目惚れ、その日の内に契約してしまいました。

と言っても大型バイクの免許はなかったのでそれから教習所通いとなったのです。

今のハーレーは納車の時は別モノのようにカスタムしましたがそのほとんどは自分でやってきました。

このバイクになってから走るのはソロか奥さんとのタンデムがほとんどとなり、それまでの日本一周で回っていなかった北海道ツーリングへも6回行ってきました。

自動車の方は最初に乗ったのがイメージ先行で黄色いワーゲンビートルでその時に知人に誘われたキャンプの影響で初代パジェロに乗り換えてからはほとんどクロカン4駆ばかりで現在のジムニーに至っています。

カスタムや整備も出来る範囲でDIYでやっています。

最近制作したものと言えば、15cm角で手の上に乗る鉄道模型の極小レイアウト、パイクです。

初めてのジオラマづくりでしたが地形づくりや樹木の植え方だけでなく鉄道模型のカスタムや自作などいろんな楽しみが味わえました。

バイクにクルマ、クラフトにパソコンオタク、アウトドアにインドアにといまだに趣味多きメカ好きおじさんも今日で64歳になりました。

出来ることならいつまでもこれらの趣味を続けていきたいですね。


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2018年10月1日 月曜日

さよなら、私の愛したビートル

今年の1月、フォルクスワーゲン・ジャパンは2019年度中にThe Beatleの販売を終了することを発表しました。

ワーゲン・ビートルの初代モデルは、私が免許を取って初めて買ったクルマです。
昔から免許を取ったら乗りたかったクルマが三台ありました。「ジープ」「赤いシヴォレーコルベットスティグレイスポーツクーペ」、そして「黄色いワーゲン」でした。
そしていろいろ探し回って手に入れたのが「黄色いワーゲン」だったのです。

当時はビートル専門のお店がいろんな場所にありました。
ここシェルオート販売もそんなお店の一つで、わたしのビートルもここで買いました。

わたしのビートルは1976製の1200LSE、フロントウインドウは1303シリーズなどのようにカーブしていなくて昔風のフラットタイプのものです。

ボディサイドの黒いストライプはどうしても付けたかったものです。
色はもちろん目のさめるような黄色! 当時「黄色いワーゲンを見たらその日はいい事がある!」と言われ、街中を走っているとよく子供たちに指さされました。

フロントウインドウにあった三角窓も特徴的で、逆向きに開けば走行中に強制的に風が入ってきますしタバコを吸っていてもすぐ換気できました。
さらにこの三角窓には忘れない思い出があって、ある時当時の彼女(今の奥さん)とドライブに行って河原で休憩した後ビートルに戻ったら、キーを車内に入れっぱなしだったのに気が付きました。 ドアは開けられず途方にくれていた時に近くでサイン会場(笑;)を開いていたおまわりさん達が寄ってたかってこの三角窓をこじ開けてドアを開けてくれたのです!

リアのエンジンフードの黒いカバーもお気に入りで、「D」のステッカーもビートルにはお約束でした。

ビートルの特徴といえば「リアエンジン、リアホイールドライブ」ですからフロントフードの中はトランクとスペアタイヤ入れです。
トランクといってもほんとに狭くて小さなバッグが入るかどうかといった程度です。

マイ・ビートルの思い出はまだまだあります。 何といってもスゴイのが「ハンドルから水が噴き出した!」ということ。それも何度かありました。
フロント内にあるスペアタイヤには写真の丸印のように中央に水の入ったタンクがあります。 これがウインドウォッシャー液なんです。 そしてご覧のようにこのタンクにはスペアタイヤから黒いゴムチューブが伸びています。 そのゴムホースがさらにハンドルの所まで来てウイドウォッシャーを操作するとゴムホースが繋がってフロントウインドウから液が噴き出すという仕組みです。
でもこのゴムホースがすぐに劣化してヒビがはいってくるのでスペアタイヤの空気圧によってハンドルから水を噴き出すというありさまでした。
悪い事ばかりではなくて、スペアタイヤの空気圧が下がってくるとウインドウォッシャー液が出なくなるので、空気圧のチェックができるというものでした。

リアに積んでいるエンジンは排気量1580ccのKジェトロニクスのインジェクションタイプです。
昔のビートルの写真を見るとエンジンルームはスカスカで隙間だらけでしたが、私のビートルはクーラーのユニットが載っているせいもありぎっしりでした。

ヒーターの構造も特殊です。 通常のクルマは水冷ユニットから暖気を取りますが空冷のビートルの場合それはできません。 エンジンの排熱を利用していました。 そのダクトも紙製ですぐ壊れたので東急ハンズで買ったアルミダクトで作り直しました。

コンソールもシンプルでした。 メーターはスピードメーターのみ。 オーディオはモノラルのAMラジオだけです。
私はノブをすべてウッドタイプに変え、ハッチの蓋にも木目のシールを張りました。
コンソールの下にはクーラー(エアコンではない!)ユニットがありますが、このクーラーが効かないこと効かないこと! 三角窓を開けた方が涼しいくらいでした(笑;

最終的に私のビートルのコンソールはこうなりました。
基本は同じですが、下にメーターボックスを取り付け(後で)タコメーターも付け、小物を奥台も助手席に付けました。

今ではもうこんな事は出来ないでしょうけど、当時はこんな遊び心も黙認されていました。

フロントにあるガソリンリッドには吸盤で付けるおもちゃの水道蛇口を付けました。
当時はセルフスタンドなんてありませんので、ガソリンスタンドで給油するときは皆一瞬驚いて、その後ニッコリしてくれました。

リアにもこんな大きなゼンマイのネジも付けました。 落ちないようにヒモも付けましたが速度を出すと曲がってしまうので低速の街中専用でした。
リアウインドウ内側の「揺れるDr.スランプ、アラレちゃん・スインガー」が時代を感じさせます。

写真が残っていないのが残念ですが、当時はジョーク用品として屋根の上に吸盤で付ける「TAXI」と書かれたユニットがあり、これを付けて走るとホントに何人かに手を挙げられる事があったのですぐに止めました。

リアシートにはヘッドレストは無く、その後ろの棚にはワーゲンのミニカーをいっぱい並べて飾っていました。
フロントコンソールにはカーステレオを付けたのでパイオニアのリアスピーカーを載せました。
後ろから来るクルマにわかりやすいように(?)「VW」の文字を下げています。

ビートルの変わったところとして、バッテリーの位置があります。 エンジンルームにあるのが普通でしょうけどビートルではリアシートを持ち上げるとその中に格納されています。 寒さ対策にもなるし雨で濡れる事がないというようによく考えられています。

このビートルではいろんな所にドライブに行きましたのでとっても思い出深いクルマとなりました。
当時、20歳代前半、若いし昔のファッションですね。
あっ「足が長いですねぇ!」というコメント、待ってます(笑;

当時から、出先でクルマの不調があるとすぐに修理しないと気が済まない性格で、よく彼女(現奥さん)から呆れられていました。

ところでビートルのジャッキアップも独特でした。
パンタグラフ式でもオイルジャッキでもなく、写真赤丸のような縦長の棒状のものでした。 横に伸びるステーをボディー内にある角パイプに差し込み、ジャッキの横にあるハンドルを回していくとネジを切った横ステーが上に上がっていき車体を持ち上げる構造でした。

これは会社の人たちとビートルでキャンプに行った時のものです。 写っているのは同僚とその娘さんです。

当時は恥ずかしげもなくこんなビートルのイラストのあるトレーナーをペアルックで着ていました。
ちゃんと前と後ろでビートルの絵がそれぞれ描かれていました。

ビートルが好きで、鉄道模型のNゲージ用の手のひらサイズのミニカーを自分のビートルと同じスタイルに改造しました。

フロントのバンパー、ワイパー、ミラー、サイドターンランプ、アンテナ、車内のルームミラーなどを自作。
ナンバーは乗っていた自分のビートルのものにしました。

リアのエンジンフードとドアは作り直して開けられるようにして、エンジンを再現。

これだけ大好きだったワーゲンですが、実はトラブルも多発していました。
上にも書いた「ハンドル水噴き」だけでなく、クラッチワイヤーの断線二回、高速道路でのマフラー脱落、高速ではエンジンが始動できずトラックの運転手さんたちに押し掛けして(これでエンジンが掛かってしまうのです!)など枚挙にいとまがありません。
さらに燃費が悪くリッター7、8キロというものでした。

そして最初に書いたように乗りたかったクルマ二代目の「ジープ」、に代わる同じ三菱から出ていた当時大人気の四輪駆動車、初代パジェロへ乗り換えました。

ビートルは手放しましたがこのミニカーはまだリビングに飾ってあります。


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プロフィール


プロフィール写真
メカ好きおじさん
・1978年に原付、中型二輪取得
・CB50で東北一周ソロで野宿旅
・250ccで四国・九州3週間5万円の野宿旅
・40都道府県制覇
・XL250オフ後、再度オンロードに戻る
・KAWASKI2ストを最後に一度バイクを降りる
・16年のブランク後リターン
・50歳で大型二輪免許取得
・ハーレーFLSTCに奥さんとタンデム中
・2012年から北海道タンデムツーリング7回


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