スイス絶景旅行記

Vol.1 スイス旅行 ~ 準備編 ~


2010年9月下旬から1週間休みをもらって、妻とスイスを回るツアーに参加してきました。

感動した風景も撮影した写真も多かったので「スイス絶景旅行記」として記憶と記録に残していきます。

年に何度も海外旅行に行かれている方にとっては当たり前の事でも、私たち夫婦のようにめったに海外など行った事のない者にとっては、わからない事ばかりだったので、そんな「海外旅行初心者」の記録と思っておつきあいください。

まずはツアーに参加するまでの準備編です。

  ■行き先決定

今回、会社のリフレッシュ休暇にプラスして1週間の休みをもらえることになりました。
行き先についてはいろいろ考えたのすが、候補としては「北海道ツーリング」か「海外旅行」に絞っていました。
北海道はもう少し短い休みでもツーリングに行けそうなのと、いつもツーリングに付き合ってもらっている妻の希望に沿って今回は海外出掛けようと決まりました。

じゃあどこの国に行くか? 自然にあふれたカナダかスイスがいいなと漠然と話し合っていました。
「赤毛のアン」のプリンスエドワード島か、「ハイジ」のアルプスの世界ですね。
カナダは移動距離も長いので、バスに長時間乗るのがちょっと苦手な私の意見を取り入れ、今回はスイスに行く事にしました。

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海外旅行に行くには、ツアーに参加するか個人で計画を立てるかの方法がありますが、正直海外旅行慣れしていない私たち夫婦は、迷わず添乗員同行のツアーにする事にしました。
夏前からパンフレットを取寄せて研究(?)してみると、一言で「スイスツアー」と言っても色々なプランがあることがわかりました。
スイスだけを回るツアー、スイスにドイツやフランスを合わせて回るツアー、添乗員が同行せず行き帰りの飛行機とホテル宿泊だけのツアー、そしてすべてがパックされたツアー等々、いろんな内容のツアーがありました。
日程的には6日から10日前後で、7・8・9日間というのが多いようでした。
その違いは回る地域や国の数、そして飛行機がスイスへの直行便か、他国を経由して行くかの違いのようでした。
季節的にはやはり夏休みと重なり、緑の山々が綺麗でハイキングも楽しめる夏か、紅葉が始まり混雑も収まる秋のツアーもあります。
料金は7、8月が一番高く、秋になるにつれ安くなるようです。
そして一番気になるのが天候です。
せっかくスイスまで行っても天候が悪ければ、全く山々が見えないで帰ってきた方も多くいるようです。
その点では9月以降の方が晴天率が高いようでした。

  スイス各地の天気予報は、コチラ から

悩んだ末にわがやが選んだプランは、「スイス直行便で、アルプスを中心に見学する添乗員同行のパックツアー、7日間」という内容です。
日付は9月の後半にしました。 ツアーの申込みはネットでも出来るので、簡単でした。
予約金を入れた後、後日指定口座に旅行代金を納めて完了です。

■パスポート申請
 
前回海外に行ったのがはるか昔なので、当然パスポートの有効期限が切れています。
今回あらたに申請をしました。

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市役所で戸籍抄本を取得、あわせてパスポートの申請用紙をもらって記入します。
かなり昔でも一度パスポートを申請していれば「継続申請」になるようです。 地域によって手続きが違うのかもしれませんが、私たちの場合は平日に旅券窓口に申請書を提出し、日曜日に取りに行きました。
提出だけは平日に行う必要がありました。

■外貨両替

スイスの通過は、ヨーロッパにありながら「ユーロ」ではなく「フラン」です。
表記される記号は、Fr.、SFr.、CHFです。 さらに細かいのがサンチームで、1フラン=100サンチームになります。

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出発前の両替は日本の銀行や成田の空港で可能です。
最近のレートは1フラン=90円程度(※この記事を最初に書いた2010年9月下旬から10月上旬現在のレートです。
2014年9月現在では1フラン=113円くらいになっていました)です。
1万円が117フランくらいです。
今後、このブログでは日本円での目安として1フラン=90円換算で「10フラン(900円)」のように表示していきます。
当然、為替レートは日によって違いますし、同じ日でも銀行によって多少レートが違いますが、せいぜい小数点以下2桁の数字くらいの違いです。
例えばA銀行が1フラン=90.53円、B銀行が90.57円だとすると、1万円を両替して5サンチーム(4、5円)の差です。 成田の両替所でも市中銀行とレートの差はあまりないようなので、空港に行ってからでも大丈夫でしょう。

  最新のスイスフランのレートは、コチラ から

今回、一部フランスのシャモニーに行くので、飲み物やおみやげ用にすこしだけ「ユーロ」にも両替しておきました。
いくら両替するかは、ツアーに食事や交通費がどの程度含まれているか、おみやげをいくらくらい買うかによって異なります。
食事がすべてついていれば数万円程度の両替でも大丈夫でしょう。
ただし、他の方も書いていますがスイスは物価が高いです。
特にレストランやおみやげもの屋では、日本の感覚よりかなり高価に感じます。
その為、食事のつかない日にはCo-OPやミグロで食材(パンやハム、チーズ、ワイン等)を買ってホテルを食べる観光客が多いのが実情です。
なお、スイスの大きな観光地のおみやげもの屋さんでは、フランのほかにユーロや円、あるいはこれらの混在で買い物が出来るお店が多数ありました。

■電気機器

日本のAC電源は100Vですが、スイスは230Vでコンセントの形も違います。
私たちが行った地域のホテルでは、どこも「C型」と言われている丸棒二本のタイプです。
今回、デジカメ2台(デジ一眼、コンパクト)、ビデオカメラ1台、携帯電話2台(私、妻)、PDA1台(無線LAN)、GPSロガー2台のそれぞれの充電アダプターが必要でした。
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最近のデジタルグッズや携帯電話の充電器は、海外での使用に耐えられるように100Vから240Vまで利用できるようになっているので、他に変換器(240Vを100Vに変換するアダプター)を持っていかなくて済むので楽です。
でも、上に書いたように日本のコンセントからスイスのC型に変換コネクタ(安ければ300円位で買えます)を2個持っていき、それぞれに日本国内用の分岐タップを取り付け、一度に6台の充電が可能なようにしました。
デジカメ等の充電では大電流が流れないのでこれでも問題ありませんでした。

ほかに、お湯を沸かすために海外でも使用可能なポットを持参しました。
レンタルして送料が掛かる事を考えたらネットで2千円台で購入出来るので買ってしまいました。
上でも書きましたが、レストランでの食費が高く、また食後に部屋でコーヒーやお茶を飲むのにたいへん重宝しました。 電気ポットはタコ足配線はせず、直接壁のコンセントから電気を取るようにしました。
その一方、失敗したのがドライヤーでした。
なぜかといえば「ホテルにはドライヤーがない」と思い込んで購入したのですが、実際には泊まった3ヶ所すべてのホテルでドライヤーが設置されていました。

また、後でも書きますがなくて困ったのが冷蔵庫です。
たぶん5つ星、4つ星のホテルならあるのかもしれませんが、団体ツアーに割り当てられる3つ星ホテルには冷蔵庫の無いところが多いようです。
今回も冷蔵庫あり:1ヶ所、無し:2ヶ所でした。
幸い夜の屋外は寒くなるので、ベランダに袋にいれてペットボトルを出しておけば、朝は冷たい飲み物が飲めました(笑;

■携帯電話

機種によっては今、国内で使っている携帯電話でそのまま使えます。
設定が必要な場合もありますので、それぞれのキャリアのショップか、ネットで確認します。
私のドコモのFOMAは通話もメールもすべてOKでした。
ただし、通話は発信が1分180円、着信が110円、メールは1件50円掛かるので、家族や友人にあらかじめ伝えておきます。

成田空港でも各キャリアごとのショップがあり、出国前の多くの人がここで設定をしてもらっていました。
今回、モンブラン見学の山頂展望台から掛けてみましたが、ちゃんと通話が出来ました。
ただ、時差(日本は7時間早い)に注意が必要です。

■服装

靴 ネットでスイス各地、山の気温を調べると24度くらいからマイナス2度くらいまでかなり差がありそうでした。
防寒用にはダウンジャケットがいいのですが、私のはコンパクトにならないので、アウトドアショップでセールになっていた小さくなるダウンを購入(1万円)しました。

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でも後日ユニクロにいったら同じようなのが半値で売っていてショック!
妻はユククロで買ったのを持って行きましたが防寒効果は同じような感じでした。
私のは冬のバイクツーリングのインナーとして使うから、と自分を納得させておきます(泣;

事前に添乗員さんから電話があった時には、『市街観光用に半袖があった方がいい。
フォーマルウェアは、自分でよほどのレストランに行かない限りはツアーの食事の際には不要』とのアドバイスをもらっていました。
実際には、9月下旬から10月初めでは半袖を着るほど暑い日はなくて長袖のシャツだけで十分でした。

靴については、今回のツアーではほとんどハイキングは無いのですが、それでも多少は山道っぽいところも歩くかなと思って、ミドルカットのアウトドアシューズを購入しました。

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どうせならとゴアテックスにしましたが、雨に降られず効果のほどはわかりません。
実際のツアーでは、ほとんど岩場のようなところはなかったので、普通のタウンユースのスニーカー程度でも大丈夫だったかもしれません。

携帯スリッパについては、皆さんもよくご存じでしょうね。
飛行機の中やホテルで重宝します。
長時間の飛行機でアウトドアシューズをずっと履いているのは疲れます。
スイスのホテルには(5つ星ホテルはわかりませんが)、日本のようにスリッパがついていません。
私たちは折り畳みの携帯スリッパのほかに、お風呂あがりの濡れた足でも室内で平気なように、安いビーチサンダルを持参してずっとこれを履いていました。
靴下も脱げて足の指が開放されて楽でしたよ。

■その他、持って行って便利なもの、いらなかったもの

「GPSロガー」は持って行って大大正解でした!
私のブログを以前から見ていただいた方ならご存じの「GPSロガー」ですが、知らない方の為に一応説明します。

GPSロガーとは、簡単に言うと「いつ、どこに居たかを記録、移動した軌跡を地図の上に描いてくれるモノ」です。
GPSという名前のとおり、カーナビと同じくGPS衛星からの電波を使って瞬間毎の位置情報を記録しています。
これにより、Google MAP や Google Earth に自分の移動したルートを描いてくれます。
徒歩やジョギング、登山、ハイキングやサイクリング、バイクツーリングや自動車でのドライブ、あるいは列車での旅行や飛行機、船での移動など、地図の上でどういう風なルートで移動したのかが記録に残せます。
思い出に残る国内・海外旅行のルートが正確に記録に残すことが出来ます。

   くわしくは、「こちらの記事」をご覧ください。

   ※ 海外でも国内でも、旅で回ったルートを地図上に残すならGPSロガーがオススメです

 
団体のツアーという事で自分がコースを決めたのではないため、バスでの移動ルートや展望台での移動、それに飛行機でのルートなんかもはっきりわかります。
外国の市街地観光でもどこを見たのかがよくわかります。

それともう一つ便利なのが、「どこで取った写真かがあとでわかる事!」 コレ、とっても重要です。
今回も4千枚ほどの写真を撮りましたが、同じような山や景色が多いのであとでどこの風景が写っているのかわからなくなります。
そんな時、撮影場所が特定出来れば、GoogleMapsやGoogleEarthで調べれば、場所や建物、写っている山や渓谷、湖の名前がわかります。
今回は、メモリとバッテリーの容量の違う2つのGPSロガーを持って行って、一つを補助用として使いました。

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メインの方はこんな感じに、バッグのショルダー部に結んで上空からの電波を受信しやすくしました。
サブ機の方はウエストポーチの中に入れておきました。

このスイス旅行記で地図にルートが載っているのは、すべてこのGPSロガーで得たデータを転載したものです。

防寒具と雨具について 先に書いちゃいますが、今回は雨に降られなかった為、雨具は使いませんでした。
念のために防水スプレー処理した迷彩柄のカッパと折り畳み傘、防寒用も兼ねたレインパンツも持って行きましたが、一度も出番はありませんでした。
また、山の上は寒いだろうと思ってフリースの帽子、冬の手袋、ネックウォーマー、冬用の軽いヤッケを持参したのですが、標高4000mに近い展望台で途中、少しだけ小雪がチラホラありましたが、思ったほど寒くなく、ダウンジャケットとコーヂュロイのパンツ+ユニクロのヒートテックパンツだけで十分しのげてしまいました。
もう一つ、持って行ってよかったのが薄手の小さなマイバッグ。
安いジュースや軽食を買うのに何度かコープを利用したのですが、ここでもらえるレジ袋が薄いのなんのって。
ジュースを何本かいれるとすぐに「ピシッ!」と底が抜けます。
日本のレジ袋と比較にならないレベルです。
こんな時、マイバッグがあると便利です。
もちろんスイスにもおみやげ用でコンパクトになるバッグもありますが、普通の買い物に使うなら日本からもっていってもかさばりません。

薬関係は、自分にあった常備薬は当然として、ほかにアルプスならではのものとして、高山病予防に「飲む酸素」と「O2ボンベ」を購入しました。

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飲む酸素は錠剤を1日10から20粒くらい食べるのですが、たぶんに気分的な効果かもしれませんが、安心出来ます。

しかし、酸素ボンベはダメでした。
なぜかというと、これは飛行機で運べないからです。
機内手荷物でも、スーツケース内でも持ち込み不可です。
さらに現地の薬局等で手に入ったとしても、登山列車等には持ち込めないようでした。
買う前にもっとしらべておけばよかった。

そして、そして、一番重要なのは、、、
 それは、
  ぜったい、
   なんと言っても、
     「晴れ男!」 「晴れ女!」

どんな内容のツアーに行っても雨が降ったり、曇ったりではせっかくの景色が見えません。
もし、同行する仲間にそんな人がいない時は、、、うーん「てるてる坊主」ですかね(笑;
私たちの場合は、妻が超強力な「晴れ女!」です。