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2015年1月19日 月曜日

ハーレーのブレーキスイッチを交換


 

 
私のハーレー、2008FLSTCヘリテイジ・ソフテイル・クラシックは、ハンドルグリップやメッキスイッチボックス、ウインカー・エクステンション・キャップなどの交換を自分でやっているので、何度もハンドルスイッチボックスを開けて作業しています。

そのためこの中に入っているブレーキスイッチのゴムキャップが破れ、さらに先端についていたはずの出っ張りが亡くなっています。


 

上の写真はまだ初期のころの破損状態(?笑)で、それほどひどくはないですがそれでもゴムの一部が破れ、先端が無くなっています。

その結果、ブレーキレバーに軽く手を掛けただけでリアのストップランプがすぐに点灯してしまいます。

これを防ぐためにレバーの根本にテープで厚みを増して応急処置を施しています。

ハーレーではこのようなブレーキランプスイッチの破損は割と多く発生しているようです。

自分でパーツ交換する人だけでなく、慣れないバイクショップでの作業でも破損するようです。

 

なぜこんなに壊れやすいかというと、ブレーキレバーとスイッチに原因があります。


 

ハーレーのブレーキレバーは、ブレーキの非動作時(通常時)は根本にあるプレート部分がハンドルスイッチボックスの一部を押している形になっています。

レバーを握ると赤丸部分が写真でいうと右側に離れていきます。

このハンドルスイッチボックスの穴からブレーキスイッチの先端部分が飛び出していてここを押したり離したりすることで動作させています。

下の写真の赤丸の部分が、ブレーキスイッチの先端部です。


 

ハンドルとスイッチボックス周りの作業の時、ブレーキレバーがこの出っ張りを押した状態のまま作業すると、先端部分やゴムを破損してしまうことになります。

 

ちなみにスイッチといえば一般的には、押せばONになって離せばOFFになると思いますが、このスイッチは逆で押したままだとOFF、離せばONになります。

下のテスターの動画では、押さない時は繋がっているので導通無しの抵抗値0(=ON)で、押した時は抵抗が無限大(=OFF)になっています。

 



 

修理方法ですが、小さなスイッチ部分のパーツの交換で直るのですが、ハーレーのディーラーでこのパーツを取り寄せて交換作業を依頼すると、ウワサではパーツ代が7500円から1万円、工賃も8千円から1万円で合計2万円近く掛かることもあるとか。

パーツ代はアメリカでもその半額くらいといいますからかなり高いですが、工賃もすごいですね。

 

確かに作業自体は手間が掛かりますが自分でやってできないものではないでしょう。

スイッチパーツもハーレーの純正パーツをディーラーで取り寄せれば7千円以上と高価ですが、アメリカでは汎用パーツがいくつもありますのでそれを探します。

今回は一番安かったネオファクトリーで購入しました。

96年式以降のブレーキストップランプで、写真で見る限りはサイズもだいたい同じような感じなので取り付け出来るでしょう。

価格は(この記事を書いた時点で)1,060円、送料は550円と、純正パーツよりかなり安く手に入れられました。

パーツの内容は、

 ・スイッチ本体(ケーブル長は約11cm)
 ・固定用板バネ
 ・タイラップ 2本
 ・熱収縮チューブ(5cm)


 

注文してから2日後に届きました。

 

早速作業開始です。

まずは電装系のお約束、バッテリーのマイナス端子を外しておきます。

作業中に動いてショートしないよう、念のためバッテリーのマイナス端子はテープや絶縁紙で覆っておきます。


 

そしてハンドル周りからのパーツの落下でマシンを傷つけないよう、大きなタオルで保護しておきます。


 

次に大切なのが、作業中にブレーキレバーがスイッチボックスを押さないように、レバーを握った状態にしておきます。

レバーの根本に段ボールを切ったものを差し込んでおきます。

ここはレバーの真ん中に突起があるのでそれを避けるために上下二つに分けて差し込みます。


 

スイッチボックスを分解スル前に、アクセルケーブルが取り外ししやすいように、アジャスターを目一杯ゆるめておきます。

ゴムのダストカバーをめくり、ロックナットをゆるめてからケーブルの長いナットを回します。


 

スイッチボックスを分解します。

ここから先はアクセルグリップ等のグリスで手が汚れやすいので、私は極薄のゴム手袋をはめて作業しています。

上下二カ所のボルトを外しますがワッシャーを落とさないように注意します。

これは車載工具のトルクスレンチで作業出来ます。


 

これだけではスイッチボックスは分解出来ないので、隣にあるブレキレバーとミラーのホルダーも外してしまいます。

ここには1サイズ大きなトルクスボルトが使われています。

こうするとスイッチボックスが分解出来ますが、中でアクセルグリップとケーブルで繋がっていますのでこれを外します。

また、この時点で内部のケーブルの取り回しを覚えておきます。

組み立てる時、ケーブルが絶妙な取り回しでないとケースがうまく合わさらず、ケーブルを挟んで破損させてしまう恐れがあるので、出来ればこのように写真に撮っておくのがいいでしょう。

ケーブルをアクセルグリップの溝からずらして外し、さらに先端の丸い部分についている真ちゅう製のタイコをひねって外します。

この部品は落として無くしやすいので十分注意して作業します。


 

スイッチボックスを分解すると、ようやくブレーキスイッチが見えてきます。

写真の赤丸の、金属プレートで押さえてある下にあります。


 

金属プレートを留めているビスを外せば、ブレーキスイッチが外せます。

この時、スイッチを押さえているV字型に折り曲げた真ちゅう製のプレートが一緒に出てきますのでこれも無くさないようにします。


 

ここで思い切りよくブレーキスイッチの配線をカットします。

後々の半田付けと熱収縮チューブの作業がやりやすい位置と長さを考えておきます。

カットする長さは二本のケーブルを同じにせずずらしておいた方が、半田付けして膨らむ場所を一カ所にしない工夫になります。


 

外したブレーキスイッチと新たに購入したパーツを比べてみます。

基本的な形状は同じような感じです。

先端の部分のゴムが破けている以外に、ポッチ部分が欠落しているのがわかります。


 

形は同じ、断面図も同じですが、高さが1mmほど違っていて、購入したものの方が厚くなっています。

でも結果的にはこの程度の差であれば無加工で収める事が出来ました。


 

ブレーキスイッチとハンドルスイッチボックスからの配線、計4本のケーブルにあらかじめ半田メッキをしておき、また熱収縮チューブも差し込んでおきます。

購入したパーツに付いてきた熱収縮チューブは太過ぎるので、ストックしてある別の細いものを使いました。

そしてブレーキスイッチと配線を接続します。

半田づけはあまり厚づけすると熱収縮チューブが入らなくなるし、ハンドルスイッチケース内の取り回しにも邪魔になるのでなるべく細くスマートに行います。

この半田づけ作業はハーレーの置いてある屋外でやるので、コンセントのあるガレージならいいですがそうでない場合は100Vの長い延長コードが必要になります。


 

半田づけがしっかり出来ているのを確認したら熱収縮チューブをずらしてかぶせ、ライターであぶって密着させます。


 

ブレーキスイッチの突起部分を軽く押さえながらハンドルスイッチケース内に収めます。

この時、ゴムキャップに無理な力が掛かると破れてしまいますので十分注意します。

スイッチが収まっても隙間があってガタガタしますのでプレートを挟んでおきます。

これも購入したパーツに付属してきた銀色のプレートがありましたが、それよりも最初から付いていたV字型の真ちゅう製のプレートの方が便利そうなのでコレを使いました。

挟む向きはこんな感じでいいと思います。


 

ブレーキスイッチを固定するために、黒い金属プレートをケースにビス留めします。

この時、スイッチを押さえる部分でケーブルを挟んでいないか確認します。

ケーブル毎押さえてしまうと赤丸の二本の線をショートさせてしまい、ブレーキレバーを握るたびにヒューズが切れてしまいます(経験者は語る。。。苦笑)


 

ここから後は元踊りに組み立てるだけですが、初めてだとここでつまずきます。

中のケーブルの取り回しをうまくやらないと収まりません。

本体全部のケーブルは、ハンドル下のこのへこみの部分に沿わせてケース内に導きます。


 

ケース内上下を繋ぐ配線は、あらかじめグリップ側に沿ってうまく入れておきます。


 

アクセルケーブルに真ちゅう製のタイコをはめ、ハンドルグリップの溝にはめ込みます。


 

ハンドルスイッチケースを組み立てたら、ブレーキレバー、マスタシリンダーホルダーも同様にハンドルに固定します。

アクセルケーブルの、引き側・戻し側の遊び部分を調整してダブルナットで固定してゴムチューブをかぶせておきます。

以上でハンドル周りは終了です。

イグニッションをオンにしいてブレーキレバーを操作してリアのブレーキランプの点灯状態、ヒューズの状態(?)もチェックしておきます。

 

最後にはずしておいたバッテリーケーブルのマイナス端子を元通り取り付けます。

バッテリーを外すとメーター内の時計がリセットされ「12:00」が点滅しています。

キーをONにしてイグニッションをアクセサリーモードに入れて、時刻を合わせます。

時計モード時にメーター横のノブの長押しで「12Hと24Hの切り替え」モードになります。


 

ノブを一度押す毎に変わりますので好きな方になったらもう一度長押しします。

次に「時」の調整モードになるので、ノブを何度か押してあわせます。

再度長押しで「分」調整モードにして合わせて終了です。

これですべての作業は完了しました。

 

どうでしょうか、皆さんが作業される際の参考になるといいですね。

 

【関連記事】ハーレーのハンドル周り作業

 ■「ハンドルグリップ交換」記事は、コチラ です。

 ■「ハンドル部スイッチカバーとボタンをクロームメッキに交換」記事は、コチラ です。

 ■「ウインカー・エクステンション・キャップの取り付け方」記事は、コチラ です。

 ■「ブレーキランプがすぐに点灯してしまう時の対策」記事は、記事は、コチラ です。

 ■「ブレーキスイッチを交換」記事は、記事は、コチラ です。

 


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コメント / トラックバック 6 件

  1. naka より:

    いつもながらおそれいりました。m(_ _)m

    私はとても出来ませんのでうらやましいです。
    余談ですが2008年式だとトリップに時計が付いて
    いるのですか!

  2. ikuyubon より:

     無茶苦茶細かそうですね。
     さすがとしか言いようがありません。

     私が自分でやったら最終的には最初からディーラーに頼むよりお金がかかっちゃうかもしれません。

  3. メカ好きおじさん より:

    naka さんへ、
    こんな内容の記事が参考になる方は、
    ハーレー乗りでもごく一部だとは思いますが、
    いざ自分でやろうと思った方には参考になるでしょう。

    ハーレーには時計表示になるものだと思っていました。
    nakaさんのヘリテイジには時計表示がないのでしょうか。

     

    ikuyubon さんへ
    ハーレーの点検整備としては細かいかもしれませんが、
    普段やっている電子工作からすれば、
    線を二本半田付けするだけですから簡単な作業ですよ。
    ただ、風の吹いてる寒い屋外で、
    立ったまま半田付けするのはめったにない事ですけどね。

  4. DON より:

    いつも参考にさせて頂いております!(^^)!
    我が家はクルーズコントロールスイッチを交換する作業が残っているのですが、なかなか部品が手に入りません(^_^;)

  5. 仙人 より:

    スポーツスターのブレーキスイッチも変わったとこに付いていたように思います。
    何度かハンドル交換したときに、組み付ける時スイッチ部分に気を使いました(^^)
    やはり、そう言うことになるんですね。

    しかし、いつもながら綺麗に仕上げますね!流石だ!!
    はんだの上に熱収縮チューブはいいなあ、いつもテープ巻くだけでしたが(^^;今度はやってみよう!

  6. メカ好きおじさん より:

    DON さんへ、
    ハーレーの整備に適したガレージがあるのがうらやましいです。
    ウルトラは電子制御のアクセルなので
    オートクルーズが付いているんですね。
    北海道なら威力を発揮しそうです。

     

    仙人 さんへ、
    それにしてもこんな小さな部品が
    あまりにも高すぎますね。
    構造的にブレーキレバーで傷つけやすいように出来ています。

    所詮は素人作業ですが、
    それでも作業の確実さと仕上がりの美しさを心がけています。
    熱収縮チューブはいろんな太さのものを常備しておくと便利ですよ。

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プロフィール
メカ好きおじさん写真

メカ好きおじさん

・40年前原付、中型二輪取得
・CB50で東北野宿一周
・250cc四国・九州3週間5万円野宿
・38都道府県制覇
・XL250オフ後、再度オンロード
・KAWASKI2スト最後に降りる
・16年ブランク後リターン
・50歳で大型二輪免許取得
・ハーレーFLSTCにペアライド中


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