ワニ革を合わせた黒い立体成型によるスマホケースの作り方




ほぼ2年毎にスマホを買い替えていますが、先日買ったHUAWEI nova lite用のスマホケースを作ってみました。

最近のスマホは画面サイズが5インチや5.2インチなどと大きくなりなかなかポケットに入りづらくなりましたよね。

普段持ち歩く場合も、ガラケー時代なら腰に下げるタイプを使っている人もいましたが今はほとんどの人が二つ折りの手帳タイプのケースを利用しています。

でも私は歩きながらやバイクに乗りながらでもすぐに取り出せる用に、ベルト吊り下げ型にこだわって作っています。

そんな今回の最新作がコチラです。


 

今まではヌメ革を使い経年変化のエイジングを楽しんでいましたは、今回はブラック仕様にしてみましたがデザインは「私のスマホ」としては自分では完成形だと思っている従来のものを踏襲しました。

これまで作って来たノウハウの集大成ということでそれぞれのパーツもこだわっています。

フラップの中央にはワニの本革をデザインに組み込んでいます。

本体ケースはもちろん革を立体成型して膨らみをもたせ、フラップはホックで取り外し可能です。

バイクやクルマに乗る時に使っているプライベート用のハーレーの黒革の二つ折りワレットとデザインも合ってると自己満足です。


 

 

参考まで今まで作ってきたスマホケースを並べてみました。

手帳型のスマホケースも4、5個作りましたが今回はベルト吊り下げ型だけです。


 

一番左が一番最初に作ったモノでまだヌメ革でなく柔らかい革でバネホックで留めていました。

その次がフラップ取り外し機能を最初に取り入れたものでハーレーのバー&シールドのシンボルマークをレザークラフトで再現しています。

本体の立体成型はまだ出来ておらず角には隙間があります。

左から三番目のものはフラップに初めてカーヴィングを施してみました。

そして周囲の革ヒモかがりは「メキシカンバスケットウイーブ」で豪華にしてみました。

一番右の最近まで使っていたものになってやっと本体の立体成型が出来るようになりました。

フラップは固定式ですが周囲のかがりにはやはりこだわっています。

今回制作したもののデザインはこの最終型を元にしています。

 

自作ケースの紹介をする前にスマホ本体に貼ったフィルムです。

革のケースに頻繁に出し入れすると画面にキズが付きやすくなるのでガードするフィルムは必須です。

ここはやはり強さのあるガラスフィルムを選びましたが、調子はいいようです。


 

 

さてここからはレザークラフトでの製作過程の紹介です。

まずは本体の立体成型をするために「木型」を作ります。

以前やった時はスマホ本体を型にして作りましたがピッチリサイズになってしまい広げるのに苦労しましたので、今回はスマホより少し大きめに木型を作りました。

厚さのちょうどいいベニヤ板を作りたい幅にカットして、角を丸く周囲をカンナで面取りしました。


 

今回の黒い牛革はコーティング仕上げしていないヌメロですが、生成りのヌメ革ほど革の伸びは無いので苦労しました。

ただ水に付けただけでは引っ張ってもなかなか伸びないので、沸騰したお湯に入れて柔らかくして加工しました。


 

内側はスムーズに出し入れ出来るようにトコノールを塗って滑らかにしておきます。


 

本体裏と縫い合わせる前にフラップを留めるジャンパーホックパーツを付けておきます。

本体に直接ホック打ちすると金具でスマホをキズ付けやすいので別パーツにしておきます。


 

本体裏側と縫い周囲をカットしコバ処理しておきます。


 

フラップ部分に使うパーツです。

右側のがワニ革、左側のがフレームに使うパーツで、切り出した内側の革は一回り小さくカットしてワニ革の下に入れて膨らみを持たせるために利用します。


 

ワニ革のどの部分を使うとカッコいいか、位置決めに悩みます。


 

周囲に革ひもかがりを入れるために平目打ちで穴を開けておきます。


 

ワニ革をフラップに縫い周囲に「メキシカンバスケットウイーブ」で飾りを入れて完成です。


 


 

裏側です。

フラップ部分はジャンパーホック二個で留めてあるだけですのでカンタンに取り外し出来ます。

デザインに飽きたり、仕事用遊び用と使い分ける時には新しいフラップ部分だけ作れば気分が代わります。

ベルトへの固定はバイク乗車時でも絶対に落とさないように挟み込みではなくループ通しです。


 

こんな形にフラップと本体が分離します。


 


 
 ※ レザークラフトをやるなら手縫いセットとレーシングポニーは必需品です。