スマホケースの作り方(Type2)型紙付き


レザークラフトでスマホケースを作る(型紙付き)

スマホを買い換えて一回りサイズが大きくなったので、今まで使っていた自作スマホケースに入らなくなったので、レザークラフトでケースを作り直しました。

今回は、製作過程の紹介のほかに、私が作ったスマホケースのサイズ、型紙も掲載します。

今回作った完成形はコチラ↓です。


レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


製作する際にいつも一番悩むのがデザインを決める事ですが、前回作ったスマホケースが気に入っているので基本的なスタイルは変えずにサイズのみ変更する事にしました。

その仕様は、

・フラップ(蓋)の固定はホック式として、交換可能

・フラップはシンプルながら、内窓から別の革素材を見せる。

・ベルト通しは引っ掛けタイプでなくループに通す形にして、バイク乗車時に落ちないようにする。

・ヌメ革を使用し、経年変化のアメ色になるのを楽しむ。

しかし全く同じだとつまらないのでほんの一部だけ変えました。

・内窓の中の革は、前回は黒いオーストリッチ(ダチョウ)だったが、今回はパイソン(ニシキヘビ)柄とする。

・前回付けていたコンチョから出していたビーズ付き革ヒモはやめる。

・コンチョはコインデザイン以外のものとする。


まずは、スマホのサイズを、本体だけでなくプラケース付きで採寸します。

私の機種はスマホの中でもただでさえ大きめですが、ハードケースを付けているのでさらに少しだけ大きくなっています。

また、落下防止用にストラップを付けていますのでその部分も引っ掛からずに出し入れ出来るサイズにします。

メーカーの公称サイズは140×69×10.3mmでしたが、実際に測ったスマホのサイズは下のようでした。
 ・幅  :  70mm
 ・長さ : 140mm
 ・厚さ :  11mm


デザインは前回作ったものが気に入っているのでそれを踏襲し決まっているのでイメージ図は書かずにいきなり工作用紙で型紙を作ります。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


部品は以下の5個のパーツで構成されています。

・「ケース前パーツ」
・「ケース後パーツ」
・「フラップ」
・「フラップ固定ホック」
・「ベルト通し」

型紙で仮組して全体のバランスを調整します。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


使った革は2.5mm厚のヌメ革です。

私のスマホ、F-02E用のケースの型紙です。

 ※ ↓ クリックするとA4サイズのpdfファイルが開きます。
     印刷する場合は、実寸に合わせて拡大(約105%)してお使いください。

F-02Eスマホ用型紙


型取りする際、革には曲げやすい方向とそうでない方向があります。

「ケース前パーツ」は左右のマチ部分が曲げ安い方向に、「フラップ」や「ベルト通し」もループが作りやすい方向に考慮します。

ケースの前と後のパーツは、縫い合わせた際の強度を考え、90度角度を変えて型取りします。


工作用紙で作った型紙を切り抜いたら、革の上にあててケガキ針で型を写してカットします。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


フラップ部分のデザインは好き好きなので、形や長さは自由に決めます。

私のスマホケースの最大の特徴は、気分や使う場所に合わせて「フラップ」を付け替え可能な事なので後からでも別の「フラップ」を作ってみてもいいでしょう。

今回は「フラップ」に窓を開け、パイソン柄の革を後ろ側にあてています。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


これらをカットした後、それぞれの革の裏面にトコノールを塗って、ケバ立ちを押さえます。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


縫った後では塗りにくいコバの部分には、この段階でトコノールを塗ってコバ磨きをしておきます。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


周囲に、縫い代分としてステッチンググルーラーで3mm幅に溝を付けておきます。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


それと一緒に、「ケースパーツ」上部や「ベルト通し」の端の部分などの飾り用の溝も、少し深めに付けておきます。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


ホック取り付け用の穴開けです。

位置の決まっている、「フラップ」の三箇所と「ケース後パーツ」の二箇所と「フラップ固定ホック」に、3mmのポンチで穴を開けておきます。

今回の「フラップ」コンチョはVツインエンジンを模したもので裏のネジ留め部分は6mmのポンチで穴を開けます。

スヌース糸で縫う場所には菱目打ちで、「フラップ」周囲の革ひもで編む部分は平目内で穴を開けておきます。

革を重ねて縫う場所、「ケース前パーツ」の左右と下、「フラップ」先端を留める「ケース前パーツ」に付ける「フラップ固定ホック」を留める場所は、現物合わせなので、二枚の革を重ねて調整しながら位置決めします。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


最初に、「フラップ」の窓に合わせてパイソン革を接着、菱目開けしてから縫い始めます。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


「ケース前パーツ」の裏に、「フラップ」をホックで留める場所を避けて「ベルト通し」を固定する位置を決め縫っておきます。

「ケース前パーツ」の前側は、最初に下の部分だけ接着してから菱目を開け縫い始めます。

縫う時、コバを磨く時には、自作のステッチングポニーが大活躍します。

これは端材の木材で簡単に自作出来ますので、レザークラフトをやる方はぜひ一台作ってみることをお勧めします。

これがあるのと無いのでは、作業性が格段に違います。

 ※ レーシングポニーの作り方については、コチラ を参考にしてください。


レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


ある程度縫ってきたらホックを打ち込んで全体の形をつくっていきます。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


それが出来てから、「フラップ固定ホック」の取り付け場所を決め接着剤で固定して、菱目を開け「ケース前パーツ」と一緒に縫い始めます。

その後で「ケース前パーツ」の左右を接着剤で固定して、菱目を開け縫います。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


ケース本体が縫えたら、「ケース前パーツ」「ケース後パーツ」の重ねて縫った部分のコバをヤスリで削り、二枚の革の段差を無くします。

その後でトコノールを塗ってコバが丸くなるように磨きます。

ここは時間を掛けて磨けば磨くほど、きれいになりますからじっくり作業してください。

最後にピュアホ−スオイルを指で刷り込んで革を柔らかくして中に適当な大きさの木材を入れて型を付けて固定させます。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


「フラップ」の周囲に革ひもでダブルステッチで飾りかがりを施します。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


使ったのは0.5mm厚、3mm幅のヌメ革ひもです。

周囲約30cm分をかがるのに、その8倍の約240cm使いました。

革ひもは1本につながった長尺ものの方が割安ですが、あまり長いと編みにくくなります。

私が使ったのは90cmのもので途中で足りなくなったら、それぞれの端の表と裏を斜めにそいで薄くして接着剤で繋いで使います。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


ここで注意点を一つだけ。

かがり編みをしていく際に、一針ずつ強く絞っていくと革がツレてしまいます。

これは裁縫の時に糸し絞り過ぎると布がツルのと同じで、絞り過ぎは「フラップ」が平にならず波打ってしまいますので気をつけます。

「フラップ」にコンチョをネジ留めします。

裏側のビス留め用の首の部分が長いので、丸く切った革をあてて高さを調整します。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


最後に、本体と革ひも全体にピュアホ−スオイルを指で刷り込んで完成です。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


以前作ったものと並べてみました。

2年間、仕事の時も含めてほぼ毎日使っていたのでこんなにアメ色になり、革も柔らかく手に馴染むようになていました。

レザークラフトでF-02E用スマートフォンケースをつくる


出来れば実際に使い始める前に、数日間太陽光線にあててエイジング処理をしてからの方がキズが付く前にヌメ革の乳白色から全体が落ち着いた色になっていいと思います。

液晶画面の大きなスマホなので、ケースもそれなりの大きさになってしまいましたが、出来上がりには満足しています。

 ※ レザークラフトをやるなら手縫いセットとレーシングポニーは必需品です。