ハーレーポーチの革ベルトを修理


以前、妻にプレゼントしたハーレーのポーチです。


 

本体はナイロン製、ベルトは本革ですが、そのベルト部分の表皮がボロボロになってしまったということで修理を承りました。


 

こういうものを手がけるのは初めてなので正しいやり方もわかりませんが、構造も単純なのでまあ自己流でも大丈夫でしょう。

どうせ作り替えるなら長さやデザインも変えることも出来ますが、妻からのリクエストは今のままと同じがいいとの事でした。

うーん、せっかくのデザイナー魂が活かせませんね(笑;

手持ちの革の中で今付いているのと似た黒くて厚みも同じような革をカットします。


 

端の部分は角丸にしますので楕円定規で下書きします。


 

これを太刀ナイフで丸くカット。


 

今回作り替えるベルトは長短二本使います。

長い方は二枚の革を貼り合わせ、短い方が片端にDリングを挟んで曲げますので一枚革です。


 

長い方の二枚は、革専用の強力接着剤サイビノール600で貼り合わせます。


 

接着したらコバの部分の段差が無くなるように削ります。


 

角丸の部分は特にキレイに仕上げます。


 

縁はコバ落としで丸めておきます。


 

断面にはコバノールの黒で着色。


 

完全に乾いたらトコノールを塗ってから半乾きの状態でこすってコバをなめらかに仕上げます。


 

ベルトのサイドは二枚の革の貼り合わせ強化と装飾のために塗って仕上げます。

手縫いだと大変なのでここはミシンに活躍してもらいましょう。

と言ってもウチには家庭用のミシンしかありませんが、これに厚手デニム用のミシン針16番を取り付けてやってみます。


 

縁から一定の距離を離してまっすぐ縫うために、端材の革をカットしてミシン台に両面テープで留めてガイドにします。

ここにベルトを軽く押し当てて縫えば、きれいに縫い目が出来ます。


 

革も二重で間に接着剤もあるので、非力な家庭用ミシンには負荷が掛かりますがこれくらいの作業なら難なくこなせます。

でもあまり長い距離やもっと厚手の革を縫うのは止めておいた方が良さそうです。

こんな感じにキレイに出来ました。


 

ベルトの先端部分だけはミシンではうまく縫えませんのでここだけは手縫いにしました。

端の二カ所にホックを打ち込みます。


 

ポーチ本体に縫い付けてあった古いベルトを外します。

触っただけで革の表面がボロボロ落ちてきます。


 

新しいベルトを手縫いで縫い付けて、長い方は完成です。


 

短い方も古い方(写真右)を外し、同じサイズで新しい革で作ります。

Dリングだけは今付いているものをそのまま使います。


 

短い方も同様に縁をミシン掛け、ポーチ本体には手縫いで縫い付けて完成です。


 

今回は自己流でやってみましたが、まずまずの出来映えに妻も喜んでくれたようです。

 

 ※ レザークラフトをやるなら手縫いセットとレーシングポニーは必需品です。