スタンピングリーフを使った箔押し手帳型スマホケースの作り方


 

今まで自分用にいくつかのスマホケースを作ってきましたが、バイクに乗りながら使っていても落下しないようにベルトに取り付けられるようにフラップ(蓋付き)タイプのものばかりでした。

最近になって妻から「手帳型のスマホケースを作って欲しい」と頼まれたのではじめて横開きタイプのものにを作ってみました。


 

フラップ(蓋)部分のデザインですが、今までは「パイソン風」の別革を縫い付けたり立体的な「カービング」でやってみましたが、今回作ったものはそれまでと違う「箔押し」にチェレンジしてみました。

デザインモチーフはロックバンド「Queen]です。

表と裏の両方に金色の箔押しで図柄を入れています。

表はQueenのシンボルマークとロゴを、裏にはフレディ・マーキョリーの後ろ姿とサインをデザイン枠の中に描いています。


 

さらに蓋裏側にはカードポケットを付けてありそこには「ボヘミアン・ラプソディ」のレコードジャケット柄をあしらってみました。


 

こういうデザインは「版権」の問題があるのでしょうけど個人的に楽しむ場合には問題ないでしょう。

裏側にはケースに入れたまま写真が撮れるように窓もあけてあります。


 

はじめて箔押しにチャレンジしましたが、仕上がりはまずまずかなと思っています。

箔押しの技法が使えれば、自作のレザークラフトの作品にハーレーのロゴや自分で作ったオリジナルのロゴを入れることができます。

さらに、自分の姿やバイクが写っている写真を元に原盤をつくればそれを箔押しする事も可能です。

作品の幅も相当ひろがりそうですね。

今回の手帳型のタイプはいつも作っているベルトポーチタイプの縦型より、簡単に作れますので興味がある方はやってみてはいかがですか。

 

それではQUEENの箔押しマークの入った手帳型スマホケースの作り方の記事です。

今回のスマホケースではじめてやってみた事は、「箔押し」と「手帳型」という二点です。

今回使った主な材料と道具です。


 

 

まずは「箔押し」について解説します。

東急ハンズの各店に行くと、文具オーナーやクラフトコーナーで金箔の箔押し実演をやっているのを何回か見かけました。

とってもカンタンそうに箔押しが出来るのでついつい足を止めて見入ってしまいます。

商品は吉田金糸店が作っている「スタンピングリーフ」というものです。


 

これは金色や銀色、そのたメタリックカラーのフィルムを模様をコピーした紙などの上に置いてアイロンをかけるとその黒い柄の上に金箔などが乗ってキラキラになるというものです。

仕組み的には、薄い透明フィルムの下に金色などの箔があって、それをレーザープリンターでコピーされた紙の上に乗せてアイロンをかけると、黒い部分のカーボンが溶けてそれを接着剤としてフィルムの金色部分が紙の上に転写されるというものです。

アイロンの熱に反応して溶け出すためにはレーザープリンター、トナーコピー機などのカーボンが必要な訳で、一般家庭にある紙に染料や顔料などのインクが染みこむインクジェットプリンターで印刷したものは原稿として使えません。

 

価格は、ハガキサイズの金色の箔が20枚入って、540円

革への定着に使うスプレーが400〜500円くらいでしょう

 

この商品を使えば、紙に印刷やコピーしたもの、例えば招待状などやポスターなどの上にカンタンに金銀メタリックで装飾する事が出来ます。

さらに応用としてコレを使って鉄道模型などのナンバープレートを作ったり、オリジナルのキラキラのトレーディングカードを作っている方もいるようです。

余談ですけど学生時代にコレがあったら、製本して提出しなければ間に合わなかった卒論の表紙として、ホンモノっぽい製本として使えたのに。。。

 

コピーした紙のトナー部分をキラキラにするだけでなく、布や革に模様を箔押しのようにする実演もやっていました。

実際のやり方は、まず転写したいマークや模様を用意してそれを「白黒反転してコピー」したものを用意します。

そしてこの白黒反転原稿の上にスタンピングリーフを乗せアイロンプリントすると、原稿の上には箔押しがされますが同時にスタンピングリーフには「いらない部分(白黒反転された部分)をのぞいた元の原稿と同じマークやデザインが金箔部分として透明フィルムに残ったものが出来ます。

この残った部分を革に転写する訳ですがそのままでは革に貼り付きません。

その時の接着剤の役割をするために、革にスプレーをかけるとこれがアイロンで熱せられて接着剤の役割となり、革に模様が箔押し出来ます。

原理的にはこんなところですが実際に作る際の手順と私が感じた「コツ」のようなものを書いてみます。

 

■原稿を用意する

今回はQUEENのマークやフレディの立ちポーズ、サイン、ボヘミアンラブソディのレコードジャケット、そして枠の図柄を集め、Photoshopで加工して原稿を作りました。


 

写真等は色調をグレーにしてコントラストと明るさを調整してはっきりとしました。

枠の図柄はそのままでは線が細かったのでこれもフォトショで太い線に変更、同じくWUEENのマークもそのままだと線が細すぎたので太く書き換えました。

レイアウトを考えて並べて最後に白黒反転して「元原稿」を作成しました。

このデータをレーザープリンターで印刷します。

プリンターの設定も出来るだけ黒がくっきり出るように調整します。

レーザープリンターがなければ、家庭用インクジェットプリンターで印刷した原稿を持ってコンビニに行き、コピーしてくればOKです。

印刷する紙もざらざらした紙より表面がつるっとしたものの方がいいようですが、インクジェットプリンターなどで使う光沢紙は向いていません。

紙にデコボコがあるとアイロンを押しつけてもへこんでいる所がうまく転写出来ませんでした。

 

■一次アイロン転写をする

作った「元原稿」に「スタンピングリーフ」を載せてアイロン転写します。

この時の台となるものはアイロン台では柔らか過ぎますのでいらない古雑誌などを使います。

多少固めの本がいいですが、何度もアイロンを押しつけるので台にした本はヨレヨレになってしまいますので捨ててもいい要らない本を用意します。

台となる本の上に「元原稿」を置いてその上に金色の「スタンピングリーフ」を置きますがこの時、金色が上(裏面は何色のスタンピングリーフでも白なのでこれを下向きにする)になるように置きます。

この上から直接アイロンをかけてもいいのですが、仮押さえ滑りをよくするためにシリコン紙の「クッキングペーパー」を載せてその上からアイロンをかけました。


 

アイロンの温度は「中」と「低」の中間くらいがよかったようです。

「高」にしてしまうと「スタンピングリーフ」にシワが寄ってしまい浮いた所が転写出来なくなってしまいます。

下の写真は練習でやった時に失敗したものです。

シワが寄ってしまいうまくできませんでした。


 


 

アイロンのかけ方ですが今回のように黒い部分(転写させたい部分)が多い時はかなり多めにかけた方がいいようです。

アイロンに体重をかけて上から押さえつけるようにしてアイロンの全面を使って手前から奥へ空気を押し出すようなイメージでゆっくり押していきます。


 

一度アイロンをかけると「スタンピングリーフ」と「元原稿」は付いていますので途中で向きを変えながら十回程度はゆっくり力強くかけていきます。

アイロンがかけ終わったら台から持ち上げて温度が下がるまで1、2分冷まします。

フィルムの端を少しはがしてうまく転写されているか確認します。

ぴったりくっついてはがしにくい時は角の部分に小さくセロハンテープを貼って持ち上げるとカンタンにはがれます。


 

転写がうまくいっていない時はもう一度重ねてさらにアイロンでプレスします。

そのためにも試しにはがすのは少しにすることと、完全に転写されている事を求めず適当なところで妥協しないと、何度もアイロンをかけると失敗します。

一度、小さな原稿で試してから本番に臨んだ方がいいです。

 

そしてここでもう一段の「コツ」を、、といってもこれもメーカーのホームページに書かれていることなんですけどね。

それは「原稿を二枚使ってアイロンの二度かけ」です。

(※ 実は私は作品を仕上げてからこの方法が書いてあるのに気がついたので、今回はやっていませんのでこれから先の写真は「一度かけ」のものです)

黒い原稿が多いとなかなかうまく転写されず本来透明に抜いて欲しい部分に点々と金箔が残ってしまいます。

こんな時は一度「スタンピングリーフ」と「元原稿」をはがしてしまい、もう一枚別の「元原稿2」を使って今アイロン転写した「スタンピングリーフ」をもう一度熱転写します。

「元原稿」を二枚用意しておいてコレを使いますが、さらにレベルアップの「コツ」としては、「元原稿2」は画像処理をして「白い部分(残したい部分)」を少し大きめに作っておいたものを用意します。

なぜなら同じ原稿を使って重ねても一回目にシワが出来ていたりしたり、重ね具合が微妙にずれてしまうと残したい部分が切れてしまったりかすれてしまう事があるためで、そのため二回目の「元原稿2」の方は確実に消したい広い面積部分(黒い部分)を小さめにしてそのかわり確実に消すようにするのです。

画像処理して白い部分を大きくする方法ですが、フォトショップを使い慣れている方ならカンタンでしょうけど、ソフトを持っていない方ややり方がわからない方のためにカンタンに説明を書いておきます。

ソフトはフォトショップ又はフリーソフトの「GIMP 2」などを使います。

 ソフトの操作方法は、

  ・元画像(オリジナル原稿)

  ・画像をグレースケールに変換
  ・明るさ・コントラストを調整してクッキリさせる
  ・階調を反転

    → これが「オリジナル原稿の反転」でスタンピングリーフの元原稿になります。

 ※ ここからが「白部分拡大法」です。

  ・白部分(作りたい模様部分)を選択
  ・選択範囲を拡大(+数ピクセル、画像のサイズによって変わります)
  ・ブラシツールで白い色で塗りつぶし

    → これが二度目のアイロンがけで使う「元原稿2(二次原稿)」になります。

下の図で左が元原稿、右側がこの方法で修正を加えたものです。


 

これを使って最初に作った十分抜け切れていない「スタンピングリーフ」をもう一度アイロンかけして黒い部分の残った点々を「元原稿2」に転写させて消し去ります。

 

■スタンピングリーフに残った点々を消す

上記のようにやってもどうしても多少の点々が残ってしまいます。


 

裏から見ると箔の残っているところが白い点になっています。


 

このまま革に転写すると結構目立ってしまうのでこの段階で消していきます。

「スタンピングリーフ」の裏側からいらない部分をはがすのですが、方法としては「セロテープを貼り付けてはがす」「爪楊枝でこすってはがす」といったやり方です。

広くて大きな面積に部分はセロテープを適当な大きさに切って軽く貼ってからはがせばキレイに取れます。


 

テープを大きく、長く使うと誤って必要な部分まで削ってしまいますので手間はかかっても少ない面積ずつ作業した方がいいです。

今回のように直線の枠がある部分もテープのエッジを使ってやればまっすぐまとめて取れます。

出来るだけ必要な枠ぎりぎりにテープを貼ってはがせば線がシャープになりますが、これが結構危険なのです。

というのは必要な枠線にテープが掛かっていなくてもその横の不要な点々と枠線がつながっているとテープをはがした時に一緒にはがれてしまう事があるからです。

そのため多少隙間を空けて作業する方がいいようです。

 

もう一つの爪楊枝を使う方法は、細かい部分、模様が入り組んだ場所などの不要な点々をチマチマと地道に擦り取っていきます。


 

根気のいる作業ですが、ここで手を抜かずしっかり不要なものを取り去った方が作品の仕上がりが全然違ってきます。

 

■革にスプレーをかける

出来上がった「スタンピングリーフ」の原稿を、革に熱転写するのですがそのままでは革に模様が貼り付いてくれません。

そのための「接着剤」としてあらかじめ革に透明スプレーをかけておき乾いた後でアイロンで熱すると「スタンピングリーフ」に残った箔部分が革に転写されます。

この時に使うスプレーを選ぶのには注意が必要です。

メーカーの吉田金糸店によると、

   使用するもの : スプレータイプ「Spray」合成樹脂アクリル(弱油性)

とあります。

推奨品として、東急ハンズのオリジナルスプレー「Hands+ Spray」 (クリヤー・ツヤ消し)が掲載されています。

東急ハンズの塗料コーナーで、400〜500円程度で購入出来ます。

他の塗料メーカーの場合 アクリル樹脂スプレー(クリヤー・ツヤ消し)がいいようです。

私は失敗したくないので推奨品の東急ハンズの「Hands+Spray」クリヤー・ツヤ消しを使用しました。

 

スプレーの塗り方は、軽めに1回吹いたら15分程度乾かし、また軽く吹く、というのを3、4回繰り返すといいようです。

私は少し多めに(でもツヤが出たり厚くならない程度に)1回だけ吹いて1時間ほど乾かしました。

革の表面を触ってもべたつかないくらい良く乾かしたら準備完了です。

 

■「スタンピングリーフ」を革に熱転写する

いよいよ革に箔押し(熱転写)します。

素材とする革ですが、どんな革でも良いというのではなく、革表面のシワ・シボがあるモノはキレイに転写してくれません。

ある程度平滑な面をした革が適しています。

またスプレーをかけますので、防水処理を施してある革やオイル分の多い革などもうまく出来ません。

 

実際の転写方法ですが、先ほどと同じように固めの雑誌の上に革をその上に作成した「スタンピングリーフ」の原稿を載せます。

さらにその上にクッキングペーパーを敷きます。


 

革全体にスプレーしてあると、「スタンピングリーフ」の外側にある部分にアイロンがかかると良くないからです。

今回も温度は「中」と「低」の間くらい、先ほどほど回数は多くなくてもいいですが、やはりアイロンに体重をかけてしっかりかけていきます。


 

アイロンがけが終わったら熱を冷ましてから「スタンピングリーフ」の端の方を少しだけめくってみます。

「スタンピングリーフ」に残っていた箔部分がすべて革に転写されていればOKですが、もしまだ残っているようならもう一度アイロンをしっかりかけます。

もう一度「スタンピングリーフ」をはがしてみて全体がうまく転写出来ていれば成功です。

 

この状態では「スタンピングリーフ」のフィルムを載せた部分はテカテカに光っていて、それ以外の部分は白っぽくツヤ消しになっています。


 

アイロンを強く押しつけたのでフィルムの下は平滑になってツヤ有りに、それ以外のところはクッキンペーパーのザラザラしています。

ここでもう一度全体を覆うようにクッキンペーパーを載せ、何度か調子を見ながらアイロンをかけていきます。

この時はそれほど体重をかけなくても大丈夫です。

ツヤ有り、無し部分の境が目立たなくなったら完成です。


 

 

どうでしょう、うまく出来たでしょうか。

わたしのこの作品、実はこの日初めてやってみたのですがなかなかうまくいかずようやくこれは!というのが出来たのがコレです。

いきなり始める前に小さいパーツでテストしてみるのがいいようです。

でも何となく「コツ」がつかめてきたようで、次に作るときはもう少しうまく出来そうです。

今作ってみたいもの、それはハーレーの○○に付ける△△、それに□□のマークを箔押ししてって、、、分からないですよね。

いつ出来るかどうかわからないのでまだナイショにしておきましょう。

 

それではここからはこの革を使った手帳型スマホケースの作り方を紹介します。

私が今まで作ってきたのはすべてベルトに通して使う縦型のフラップ型ですが、実は手帳型の方がとってもカンタンに出来る方法があるんです。

その方法とは、自分のスマホに適合したサイズのプラ製のスマホケースを購入して、それを手帳型に二つ折りにした革に両面テープで貼るだけ!

これだけでも手帳型スマホケースの出来上がりです。

縫う作業もかがる作業も要りません。


 

でもさすがにこれだけではさすがに使い勝手が今いち良くないですし、第一カッコ悪いですからもう少し手を加えてみます。

 

■材 料

 ・革 ・・・ ある程度コシのある革の方が表紙部分がペラペラにならずにいいですが、
        厚すぎると固すぎますので実際に触ってみて感触を確かめて購入します。

 ・バネホック ・・ 表紙部分を留める方法としては「ホック式」「マグネット式」がありますが、
           今回は加工が簡単な「ホック」を使います。

        「ホック」にはメス側のバネが内側に丸くなって入っている「ジャンパーホック」と
        二本の針金が平行にあってその間に出っ張りを挟む「バネ」ホックがあります。
        「ジャンパーホック」の方が耐久性があり強固ですが、
        スマホケースには軽く開け閉め出来る「バネホック」を使います。

基本的なレザークラフトの工具一式を持っている前提とすれば、あらたに必要となる材料はこの二点くらいです。

費用の目安としては、このスマホケース一個分の革としては1000円弱(カットモノ、端材等で丁度いいサイズの場合)、バネホックは10個ほど入って120から160円くらいでしょう。

 

■サイズを決める

今回のスマホケースでは革のパーツは二つだけ、本体とベルト部分だけなので、型紙というほどのものは不要です。

サイズを決めるにはまず使うスマホとそれをセットするスマホケース(市販品)のサイズ(縦、横、厚さ)を測ります。


 

立体モノは定規で測るよりこういったノギスで測る方が簡単で正確です。

これは100円均一で買ったもので、一般的な精密ノギスのように1/10mmまで正確に測れるものではありませんが、一つ持っているとほかにもいろいろ測れるので便利でしょう。

ケース本体のサイズの決め方ですが、スマホケースの外形を元に周囲にどの程度余白を作るかで決めます。

例えば今回作った妻のスマホの場合、

 ・スマホのサイズ : 縦 132mm × 横 67mm × 厚さ 8mm
 ・スマホケースのサイズ : 縦 135mm × 横 72mm × 厚さ 9mm

ここから革の大きさは、縦 135mm(ケース縦)+ 3mm(余白) として 138mm
横 72mm(ケース横)×2+ 9mm(ケース厚さ)+ 5mm(余白) として 158mm

ということで 縦138mm×横158mmとしました。

参考までに、iphone6や6sで仮にケースの外形が縦 142mm × 横 71mm × 厚さ 8mmとした場合、
革のサイズは縦145mm×横155mm くらいでいいでしょう。

参考までに「型紙」を載せておきます。


 

 

■革をカットする

箔押しした革を上記の寸法にしたがってけがいておきます。

この時、角の丸い部分も定規で線を入れておきます。


 

線に沿ってカットします。


 

先に出来上がりサイズにカットしてから「スタンピング」をするとズレてうまくいかない事があるので後から図柄の位置を確認してカットします。

角の丸い部分はカッターではなく革太刀を使ってまっすぐに何度かカットしながら徐々に丸くしていきます。


 

カメラのレンズやスピーカー用の穴を裏面に開けます。

ケースを貼り付ける位置にあててから千枚通しなどで印を付けます。


 

表側にして開けた穴に合わせて合ったサイズのポンチで丸い穴を開けます。

今回は、2mm、3mm、4mm、10mmのポンチを使いました。

丸穴を開けたあと、カッターで左右の穴を直線でつないで切り抜きます。


 

ケース本体の折り曲げる「背」の部分だけ、革太刀で革を削いで薄くして曲げやすくしておきます。


 

その後で床面(裏面)全体にトコノールを塗ってケバ立ちを押さえておきます。


 

ケース内側の表紙の裏側にはカードを入れられるポケットを付けますので、薄い革を用意して接着剤(サイビノール600)で貼り付けます。


 

このポケットにはカード入れの機能のほかに、ホックの座金でスマホの画面に傷付けないように保護する役目もあります。

ここにも「スタンピングリーフ」を使ってQUEENのボヘミアン・ラプソディのレコードジャケットの写真を箔押ししてあります。

金色ではわかりにくかったのでここは銀色のものを使いました。

ポケットを貼った後でケース本体の周囲のコバをトコノールで磨いて丸く仕上げておきます。


 

ベルトを作ります。

ケースと同じ革を幅18mm、長さ58mmにカットします。

裏側の曲がる部分の革を削いで薄くします。


 

ベルトが出来たら本体にサイビノールで貼り付けます。

接着する面はヤスリで削って付きやすきしておきます。

本体の周囲を縫うために周囲の2mm内側に「マルチステッチンググルーバー」で溝を付けます。


 

これに沿って菱目打ちで穴を開けていきます。

目は細かい方がいいでしょう。


 

こげ茶色の糸で二本針で平縫いで縫っていきます。

この時もレーシングポニーがあると断然楽です。


 

全体を縫い終わったところです。

ベルト部分は力がかかるので多めに縫っておきます。


 

縫い目を木づちでたたいて落ち着かせます。

赤い線の下が未処理、上がたたいて平らになった部分です。


 

本体とベルトをホックで留めるように金具を付けます。

ホックにはメス側の内側に丸くリングの入った「ジャンパーホック」と、二本の針金がある「バネホック」があります。

耐久性が高く強力なのはジャンパーホックですが、今回はカンタンに開け閉め出来て厚みを薄くできるバネホックを使いました。


 

専用の打ち具を使ってホックを固定します。


 

スマホのアクリルケースの裏側にプチル製の強力な両面テープ(黒いゴムのような両面テープ)を貼って本体に固定します。


 

完成しました!


 


 


 

縫う部分も少ないのでスマホケースとしてはカンタンに出来るので初心者の方にもオススメですよ。


 



   


 
 ※ レザークラフトをやるなら手縫いセットとレーシングポニーは必需品です。